エミット・ティル惨殺事件からみる差別する側とされる側の認識のズレ(差別意識論)

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    本稿では「エミット・ティル惨殺事件」から、なぜ白人が黒人に対して凄惨なリンチを与えて殺害に至ったのかを考察するとともに、白人社会が持つ共通の差別観と黒人それぞれが感じている差別観の微妙なズレについて検討したい。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『エミット・ティル惨殺事件からみる差別する側とされる側の認識のズレ』
    参考図書:ジェームス・M・バーダマン著、水谷八也訳、『黒人差別とアメリカ公民権運動~名もなき人々の戦いの記録~』、集英社新書、2007年
    1.はじめに
     南北戦争(1861-65)終了後、リンカーン大統領の奴隷解放宣言によって合衆国憲法に3つの修正条項法律が加えられた。第一に「第13条:合衆国内の奴隷制度の廃止」、第二に「第14条:市民権の付与と、「法による平等な保護」の保障」、第三に「第15条:女性以外のアフリカ系アメリカ人に対する投票権の保障」である。合衆国憲法の下、白人の奴隷であった黒人は晴れて自由の身になるはずであったが、白人社会において強く深く根付いていた人種差別主義を簡単に取り除くことはできなかった。
    下線部の「法による平等な保護」は、黒人を平等な存在として認めない白人によって「分離はすれども平等」という概念にすり替えられる。その後、黒人の大リーグ選手の登場やアメリカ軍内における差別が禁止(1948)されるなど、社会において少しずつではあるが黒人に対する意識も変わり始めていた。そうした世の中の変化は法にも..

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