博物館の利用について

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    博物館情報論「熊本県立美術館のウェブサイトの問題」
     博物館・美術館が利用者にいかなる情報提供を行っているか。近年博物館・美術館へのコスト分析の手法の導入、来館者数の減少にともない、博物館・美術館への来館者の増加は、喫緊の課題である。この点で、博物館・美術館が所蔵情報の公開・広報のあり方は、該館の上記課題への姿勢を明らかにするだろう。公開・広報のあり方には広報誌への掲載、新聞への掲載、テレビでの広告、自主発行媒体での宣伝、WEBページ等がありうる。今回はWEBページについて考察する。WEBページは近年急速に発達した分野であり、情報提供の手段として活用された期間がほかの媒体に比して短い分、改善すべき点が比較的に多く存在すると考えるからである。なお、今回対象としたのは、レポート作成者が来館したことのある熊本県立美術館(注1)とした。以下にWEBページを見ての考察を記する。
    まず、気づいた中でよい点はダイヤルアップ等回線が遅い環境の人にも配慮しており、デジタルディバイドも考慮されている点である。無駄に絵・画像を使わず、文字で表わせるものは文字で表わされており、トップページには建物の外観の写真が一つと、所蔵品の小さいサイズの写真がランダムで一つのみ表示されるようになっている。所属品の写真がランダムに変わるので、自分の興味のある分野の作品の写真が掲載されていた場合は、すぐにそのページに飛べるようになっている。「美術品詳細情報」では小さい写真画像で、「↑拡大して見る」で大きな画像が見られるが、これもインターネット環境への配慮と考えられる。ただし、最近はxDSL、光ファイバー等大容量高速回線が普及してきているので、見た目がよいグラフィカルページを作ってもよいのではないかと考えられる。「美術品詳細情報」では大きな画像が表示されず、「↑拡大して見る」で別ウィンドウを立ち上げないと拡大した画像が見られないのは煩瑣である。この煩わしさを防ぐため、大容量高速回線専用のページでは、「美術品詳細情報」で大きな画像を見られるようにした方がよい。この大容量高速回線専用のページは、美術館トップページの片隅にテキストで「ブロードバンド専用ページ」等の表示でリンクを張っておくとよいと考えられる。
    検索サービスについてであるが、トップページを見ると、右上から2項目にテキストで「美術品検索サービス」と表示があり、すぐに目につくようになっている。検索の項目は「こだわり検索」「かんたん検索」「おすすめコレクション」と三つに分かれている。なお、WEBページにて、「コレクション紹介」という形で収蔵美術品が紹介されてはいるものの、キーワード検索等で美術品の検索が出来ないという美術館も相当数ある(岩手・栃木・千葉・静岡・三重・島根・宮崎各県美術館。2003年6月現在。)。この点で、熊本県立博物館は先進的であると言える。
    「こだわり検索」は、「分野別検索」では、「日本-古美術」「日本-近・現代美術」「東洋美術」「西洋美術」という大区分と「油彩画」「版画」「デッサン(素画)」「工芸」といった小分類になっており、この点は他の館と大差ない。「キーワード検索」によれば、作家名による検索も可能ではある。しかし、東京国立近代美術館・石川県立美術館では作家名による検索に加え、作家の略歴を100~400字程度で表示することが可能である。作品に興味を持った場合に、制作者の略歴を知りたいと思うことは多々あるので、簡潔に略歴が載せられているとよいと考える。もしくは、著作権フリーのWIKIぺディア(注2)へのリンクを提示して

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    博物館情報論「熊本県立美術館のウェブサイトの問題」
     博物館・美術館が利用者にいかなる情報提供を行っているか。近年博物館・美術館へのコスト分析の手法の導入、来館者数の減少にともない、博物館・美術館への来館者の増加は、喫緊の課題である。この点で、博物館・美術館が所蔵情報の公開・広報のあり方は、該館の上記課題への姿勢を明らかにするだろう。公開・広報のあり方には広報誌への掲載、新聞への掲載、テレビでの広告、自主発行媒体での宣伝、WEBページ等がありうる。今回はWEBページについて考察する。WEBページは近年急速に発達した分野であり、情報提供の手段として活用された期間がほかの媒体に比して短い分、改善すべき点が比較的に多く存在すると考えるからである。なお、今回対象としたのは、レポート作成者が来館したことのある熊本県立美術館(注1)とした。以下にWEBページを見ての考察を記する。
    まず、気づいた中でよい点はダイヤルアップ等回線が遅い環境の人にも配慮しており、デジタルディバイドも考慮されている点である。無駄に絵・画像を使わず、文字で表わせるものは文字で表わされており、トップページには建物の外観の写真..

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