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オーストリア学派の始祖 経済学者カール・メンガー
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オーストリア学派の始祖 カール・メンガー カール・メンガーは一八四〇年の二月二八日、当時はハプスブルク朝オーストリアに属していた西ガリチアの地方都市ノイ・ザンデツに生まれた。両親は父アントンの死にいたるまでに一〇人の子供をもうけたが、成人したのは男子が三人、女子が三人であった。成人した兄弟のうちカールは真中で、二歳上に後に自由派の代議士となったマックス、一歳下にカールとともにウィーン大学で教えた法曹社会主義者のアントンがいる。 メンガー家は、手工業者、音楽家、行政官を多く出し、フォン・ヴォルフェンスグリュンという貴族称も有したオーストリアの旧家であった。 父親を見習ってか、三兄弟はみな大学では法‐国家学部に入っている。しかしカールは、他の兄弟のように、学業を終えたあとにすぐに法学博士号を取得し司法実習を行う道を選ばなかった。一八五九年秋にウィーン大学に入学したものの、翌年にはプラーク大学に移り、そこで三年の学生生活をおくった。この時期に彼はジャーナリズムに関心をもったらしく、一八六三年夏にレンベルクのドイツ語紙『レンベルガー・ツァイトゥング』の刊行者の誘いに応じて、この辺境都市でジャーナリストとしての生活を開始した。この時期は、オーストリア政府が立憲主義へ転換し、それとともにジャーナリズムが復活した時代であった。カールはこの時期を有能かつ野心的な新進ジャーナリストとして過ごしている。とくに友人と語らって『ヴィーナー・タークブラット』紙を一八六五年の一一月に創刊したことは、ウィーン・ジャーナリズムの歴史に残る事業である。その後は何度か中断しながらも一八七四年の末までジャーナリストとしての生活を続けた。 カールが主著『国民経済学原理』の成立に直接つながる探求を開始したのは、一八六七年九月である。カールは、カール・ハインリヒ・ラウの教科書その他を真剣に勉強して経済学に身を投じ、その後一八六八年から一八七〇年までの三年間の浮沈のあるジャーナリスト生活のなかで、閑暇を得るたびに『国民経済学原理』を書き継いだのである。 一八七一年にカールは『国民経済学原理』のゲラ刷りをウィーン大学のただ一人の経済学正教授であったロレンツ・フォン・シュタインに提出して、教授資格の申請をおこなった。試験講義が一八七二年七月におこなわれ、メンガーは同年秋からの学期にウィーン大学の私講師として開講できるようになった。いくつかの大学・専門学校からの勧誘もあったがそれを断ってウィーンに留まり、好運にも翌年九月にウィーン大学法-国家学部の助教授に任命され、一八七八年には教授に昇進している。 しかし研究室に落ち着いたカールを捕らえたのは、方法論的な探求であった。一八八三年に、自分の方法論を再検討を終えたメンガーは、その成果を『社会科学とくに経済学の方法論の研究』にまとめ、『シュモラー年報』を編集するシュモラーに送った。この著作に歴史学派への批判を読み取ったシュモラーは、それを全面的に拒絶する書評論文で答えた。これが有名な「方法論争」の始まりである。その後、メンガーの弟子と歴史学派の他の経済学者の間で類似したいくつかの論争があった。これらの論争によって、歴史学派が制覇したかにみえたドイツ語圏の経済学の世界に、新しい学派が登場したことが明らかになった。この学派の特色は、理論の徹底した純粋性と非歴史性である。最初にカールの理論との結びつきを表明したのは、オイゲン・ベーム=バヴェルクとフリートリッヒ・ヴィーザーである。親友どうしであった二人は、一八七六年秋には、ハイデルベルクのカール・クニースの
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アップロード日 2007/01/18
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s087196
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経済学
カール・メンガー
経済学者
オーストリア学派
経済学史
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経済学者カール・メンガー.doc (35KB)
最新更新:2007/01/21 17:18
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