神経系の仕組みと脳の機能について説明せよ。

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     大脳を外部構造からみると、左右に左半球と右半球があり、それぞれ、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉に分けられ、前頭葉と側頭葉の間の内側に島が存在する。中心溝より前は、運動と行動の制御を、後ろは感覚と知覚情報の分析を司っているといえる。また、左右でみると、左半球は優位性、すなわち、言語・算術、理論等を主たる役割とし、右半球は非優位側、すなわち、音楽・幾何学・発想等を主たる役割としている。
    このように大脳機能局在とは、機能毎に領域があって、病気の人を診ると判る。1950年代の終わりから60年代にかけて電気刺激で調べられた。体をデフォルメしてマップした形になっている。
     心身障害の身体的背景として、中枢神経(脳、脊髄)と末梢神経(脳神経、脊髄神経、自立神経)とから成る神経系の障害はとくに重要である。従って、心身障害者を理解するためには、神経系の解剖、生理、病理についてひととおりの知識をもつ必要がある。
     神経系は中枢神経系と末梢神経系とに大別されるが、前者には大脳(脳随)と脊髄とがあり、大脳は頭蓋骨、脊髄は脊椎骨という頑丈な容器の中で保護されている。
     末梢神経系は脳神経と脊髄神経との2種類があり、全身のすみずみにまで分布している。この2つは、脳と脊髄という中枢から出ているが末梢神経であることに注意したい。
     末梢神経系の一部に自律神経系がある。これは主として内臓を支配する調節神経系であるが、末梢神経のうち、機能的に分類されたシステムに対する名称と考えてよい。意志とは無関係に、自然に生体内の諸機能を調節している神経系である。
     自律神経系に対するもうひとつの末梢神経系が脳脊髄神経系で、筋肉を意志によって動かす運動神経系と、痛覚や温感、冷感などの温度感覚にかかわる知覚神経系との両者を総称する。
     手足を動かすためにはまず、大脳の中枢(運動領域)から命令が伝達されねばならない。その経路は必ずしも一真線に手足の筋肉に到達するのではなく、いろいろの迂回路をたどってゆく。まず大脳の運動領という皮質の部分、発達的には生後数ヶ月という早い時期に成熟する部位である。この部位には、錐体細胞という特殊な神経の細胞が存在しているのが特徴である、これは運動の刺激を送り出すものである。また、これは運動領の皮質領域は身体の各部に相当してその支配領域が配列している。ことに手や指の運動支配が高度に発達しているしるしでもある。
    次にこの皮質の神経細胞(ノイロン)から出発して神経の線維は脳幹部や延髄を通って脊髄に下ってゆく。この経路を錐体細胞の名をとって「錐体路」という。錐体路は随意運動を行う上で不可欠の経路である。ところがわれわれがうまく身体を動かすことのできるのは、錐体路の働きだけによるものではない。たとえば、われわれがなにも考えないでも自然に歩くことができるのは、意識しないでも自動的に筋肉の緊張性が調節され、右足が地につくと同時に左足が前方に進む。このような無意識に行われる筋肉や神経の調節は、錐体外路という神経の路から常に体の平衡器官(小脳や前庭など)の情報を総合判断して、一定の刺激が出ていることによってスムーズに行われている。換言すれば、錐体路はハイウエイであるとするならば、錐体外路はバイパスである、また車の流れを調節する監視所のような働きをしている。
     人類の脳には、その背景におよそ10億年にもおよぶ生物進化の長い歴史がある。すなわち、この地球上に出現した無数の生物が、それぞれの環境に適応しながら生きていくためには、外界の情報を的確に把握し、内部的なみずからの生物機能との調和を保

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     大脳を外部構造からみると、左右に左半球と右半球があり、それぞれ、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉に分けられ、前頭葉と側頭葉の間の内側に島が存在する。中心溝より前は、運動と行動の制御を、後ろは感覚と知覚情報の分析を司っているといえる。また、左右でみると、左半球は優位性、すなわち、言語・算術、理論等を主たる役割とし、右半球は非優位側、すなわち、音楽・幾何学・発想等を主たる役割としている。
    このように大脳機能局在とは、機能毎に領域があって、病気の人を診ると判る。1950年代の終わりから60年代にかけて電気刺激で調べられた。体をデフォルメしてマップした形になっている。
     心身障害の身体的背景として、中枢神経(脳、脊髄)と末梢神経(脳神経、脊髄神経、自立神経)とから成る神経系の障害はとくに重要である。従って、心身障害者を理解するためには、神経系の解剖、生理、病理についてひととおりの知識をもつ必要がある。
     神経系は中枢神経系と末梢神経系とに大別されるが、前者には大脳(脳随)と脊髄とがあり、大脳は頭蓋骨、脊髄は脊椎骨という頑丈な容器の中で保護されている。
     末梢神経系は脳神経と脊髄神経との2種類が..

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