1-5運動量保存の法則

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    運動量保存の法則
    作用・反作用の法則などなくとも、 運動量保存の法則は同じ事を言い表しているのだ。 ただし、つりあいの力学の分野では使いにくい。
     運動量保存という有名な法則がある。 これは簡単にいえば、物体の運動量の合計はずっと一定で決して変わらないということである。 運動量が変わらないということは物体がひとりでに速度を変えたりしないということであって、慣性の法則に似ている。 実は慣性の法則は運動量保存法則の一部なのである。
     運動量保存法則には慣性の法則以上の意味がある。 2つ以上の物体が衝突する時、衝突前と衝突後の2つの物体の合計の運動量は同じだというのが運動量保存則の意味である。 実に2つの物体の衝突に限らない。 いくつの物体でもいい。 いくつもの物体がめちゃくちゃにぶつかって複雑な運動をしたとしても、その全ての運動量を合計したものはいつでも同じ。 未来永劫変わらないということである。
    運動量保存の法則
    どんなに複雑に運動しても合計の運動量は決して変わらない。
     運動量の合計と言っても、ただの足し算をしたのではだめだ。 運動量には方向がある。 速度に方向があるのと同じである。 上向きの運動量と下向きの運動量が一緒になったとき、打ち消しあう。 右向きの運動量と左向きの運動量が一緒になったとき、打ち消しあう。 同じ大きさで反対向きなら合わせると0になる。 この運動量の方向と大きさを長さの違う矢印で表すことにすれば図に書いて理解しやすいし、計算も直感的で計算しやすい。 このような表現をベクトルという。 ベクトルで足し算をしないとだめなのだ。 この文章を読むような人ならベクトルがどのようなものか理解していると思うのでこれくらいの説明しかしない。 分からない人もいるかも知れないが、そういう人は高校の数学の教科書を調べて欲しい。
     ところで物体がひとりでに動き始めることがあるだろうか? ひとりでに動き始めるというのは何の影響も受けないのに自分自身で動き始めるということだ。 このようなことは探しても見当たらないのである。 (もしいたずら好きな霊がやっているというのならそれは「ひとりでに」ではないと私は考える。)
     必ず、物体は他から運動量をもらわない限り運動を変化させることが出来ない。 物が落ちる時、物は地球から重力という形で運動量をもらっており、その分、地球は同じように落下中の物体に近づく運動をしている。  君が地球上でジャンプする時、地球も君に蹴飛ばされて下向きに移動している。  君が壁を押して進む時、地球はその反動で回転を始めるし、 君が走る時、蹴飛ばされた地面は君が走るのと反対方向に回転しているのだ。
     ごまかしでも言葉のトリックでもない。 ただ、君が地球に与える程度の運動量では地球のような巨大な質量をごくゆっくりとしか動かせないだけなのである。 確かに僅かずつだが地球は君の影響を受けて動いている。 しかし、いつまでも君のせいで地球が回転し続けるわけではないことに注意しよう。 君はすぐに走るのをやめるだろう。 その時、君は再び地球を蹴って止まる事になるので君の影響で始まった地球の回転は止まる。
     運動量が一定であるために、いつもこのような反動が必要なのである。 運動量保存則は作用・反作用の法則と同じ内容を含んでいる。  反動というのは相手に運動量をあげた結果である。
     地球などという壮大な相手を選んだので困惑させてしまっただろうか? 同じ事は水の上に浮いた丸太の上を歩く時にも体験できる。
     君が丸太の端から端まで動く間に丸太も反

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    運動量保存の法則
    作用・反作用の法則などなくとも、 運動量保存の法則は同じ事を言い表しているのだ。 ただし、つりあいの力学の分野では使いにくい。
     運動量保存という有名な法則がある。 これは簡単にいえば、物体の運動量の合計はずっと一定で決して変わらないということである。 運動量が変わらないということは物体がひとりでに速度を変えたりしないということであって、慣性の法則に似ている。 実は慣性の法則は運動量保存法則の一部なのである。
     運動量保存法則には慣性の法則以上の意味がある。 2つ以上の物体が衝突する時、衝突前と衝突後の2つの物体の合計の運動量は同じだというのが運動量保存則の意味である。 実に2つの物体の衝突に限らない。 いくつの物体でもいい。 いくつもの物体がめちゃくちゃにぶつかって複雑な運動をしたとしても、その全ての運動量を合計したものはいつでも同じ。 未来永劫変わらないということである。
    運動量保存の法則
    どんなに複雑に運動しても合計の運動量は決して変わらない。
     運動量の合計と言っても、ただの足し算をしたのではだめだ。 運動量には方向がある。 速度に方向があるのと同じである..

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