宇宙の果ての喧噪家-クェーサー3C273-

全体公開
ダウンロード pdfダウンロード
ページ数4
閲覧数443
ダウンロード数2
履歴確認

    ファイル内検索

    タグ

    資料の原本内容( テキストデータ全体をみる )

    宇宙の果ての喧噪家
    クェーサー3C273
     悠久不変,無限の静寂を感じさせる宇宙にも,スピーカーで騒ぎまくるような「ウルサイ奴」がいる。そうした騒音源の中でも,特ににぎやかなものが「クェーサー」と呼ばれる天体だ。この天体,望遠鏡で見ても点にしか見えず,天の川にある星と区別がつかない。特徴といっても明るさが時に大きく変わるくらいで,普通の星にもそんなものはたくさんいる。だから,見つかった当初は星と間違えられ,幸か不幸か「準星(クアジ・スター=クェーサー)」という称号を賜った。星に“準ずるもの”とは微妙な言い回しだが,これには深いワケがある。  普通の星は我々の目に見える光(可視光)をたくさん送ってくるが,波長の長い電波で見ると,とっても暗い。ところがクェーサーは,電波でも明るい変な奴なのだ。極め付けは,クェーサーの光をプリズムみたいに分光してみると,見たこともない位置(波長)に怪しい色の「輝線」がたくさん立っている。こういう「輝線」は元素に特有なもので,新しい色の「輝線」の発見,すなわち,すわ新しい元素の発見か?と色めき立った。いやいや待てよ。よくよく見たところ,よく知っている水素の輝線..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。