水星の超真空大気の生成

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    水星の超真空大気の生成
     教科書によると、「水星には希薄な大気がある」と書いてある。どれくらい希薄かというと、地球の1兆分の1程度と考えられている。いろいろな仮定を用いて計算すると、1cm3当たりの原子や分子の個数は10万個程度になる。一方、私たちが一般的に「真空」と呼ばれる環境で実験を行うときは、1cm3当たり1000億個もの原子や分子が存在する。つまり、言葉の使い方からいえば、水星周辺にあるものは「大気」ではなく、真空を超えた超真空大気なのである。
    水星の大気観測のはじまり
     この水星の極希薄な「大気」が発見されたのは、1974年に水星に接近したアメリカの探査機マリナー10号によってである。この探査以前の地上観測では、水星の周りには地球や金星に豊富に含まれる二酸化炭素は存在しないことが明らかにされていた。そのため、水星探査機による大気の観測では、地球型惑星に固有に含まれるアルゴンやネオンなどの希ガスと呼ばれる成分と、太陽に起源を持つ電荷を持った水素やヘリウム粒子(太陽風)の検出に重点が置かれた。探査の結果、水素とヘリウムだけが観測され、地球型惑星固有の大気(希ガス)は見つからなかっ..

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