日本語史3_副詞呼応と主語示し方

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     私はケース18で、日本語教師のことばに対する姿勢として、使用法の正誤は慎重にするべきで、ある程度の実体を歴史的変化から把握したうえでないと判断できないということ、ケース21文の意味関係をあらわす助詞は、室町末期に確立し、使われていたということを学んだ。
       ケース18 副詞の呼応・要約
     「けっして~ない」「ちっとも~ない」「いっさい~ない」などの副詞の呼応は、奈良・平安時代から見られた現象である。日本語の歴史では、同じ副詞でも呼応の仕方が変化している場合が認められ、それは明治以降の百数十年のうちにも起きている。現在、副詞「全然」は否定に呼応するとされているが、よく「全然大丈夫」などのプラスの意味を持つ語と呼応した表現も耳にする。この表現は、明治後期から昭和初期の新聞や雑誌で使われていた。「全然」が日本で一般的に用いられだしたのは明治期からで、<完全に、100%>という意味で肯定・否定両用で使われていた。大正終期あたりから否定と呼応する例が増え、現在では「全然」と否定の呼応が正式とされている。類似例は「とても」にもある。現在の「とても」は、<非常に、たいへん>という意味で程度の大き..

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