体液の恒常化について

閲覧数1,715
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    8
    「体液の恒常化について」
    1.体液の組成

    細胞が浸っている体液が恒常でなければ、細胞は生きていけない。そうすると、人体も生きていくことができない。

     体液は、細胞内液と細胞外液に分けられ、細胞外液はさらに組織液と管内液に分けられている。そして、管内液には血漿・リンパ液・脳脊髄液が入る。

     体液は体重の約60%を占めており、その内訳は細胞内液が40%、細胞外液は20%であり、細胞外液20%のうち、組織液は15%で、管内液が5%である。

    2.恒常化

     恒常化とは、感覚器に与えられる近刺激が変化しても、物のさまざまな特徴を一定に保とうとする仕組みであり、大きさ、形、明るさ、速度、音の大きさ、重さなどに働く。

    哺乳類の場合、神経・免疫・内分泌(ホルモン)の相互作用によって体液の恒常は維持されている。

    3.体液の水・電解質バランス

     体からは何もしなくても水分が蒸発によって失われていき、また飲食をすればその中に水・電解質は含まれている。

    このように、日々の生活の中で体液の成分が変動する要因は多い。しかし、体にはこれを恒常化するしくみが備わっている。

     体の中には、体内の電...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。