教育心理学 2

閲覧数1,400
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    教育心理学

    代表キーワード

    教育心理学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     子どもの「不適応行動」について述べよ。
    (1)不適応行動の意味  不適応について述べる前に、まず「適応」とは何か。適応とは人が環境との間で調和の取れたよい関係を保っている状態をいう。
     子どもの発達過程において、乳児期には欲求不満に起因した反抗やかんしゃくもちなどが見られることがある。しかし、次の幼児期段階になると、欲求不満に耐える力によって、欲求の満足が阻止されても不適応状態に立ち至らず済むことができるようになる。不適応の状態にまで立ち至るのは、欲求不満に耐える力が弱かったり、欲求の満足阻止する力が強大で永続的であったりするときである。
     不適応行動がすべて欲求不満に起因するものではない。しかし、子どもが発達過程で欲求不満性や統制の能力をしっかり獲得できかに場合には、たちまち周囲の人々や社会と衝突して問題を引き起こすことになる。すなわち、反社会的な行動とか非行とかいわれる問題行動である。この不適応行動の現れ方がそのまま外側へ向けて反抗する形になった場合を反社会的不適応行動といい、自らの内側こもる形になった場合には非社会的不適応行動という、前者の場合には引きこもりや無気力、不登校、自...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。