乳幼児期から老年期に至る発達の特徴について

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    「乳幼児期から老年期にいたる発達の特徴について述べよ。」
      心理学 における発達とは、一般に 受精 から 死 に至るまでの人の心身、及びその社会的な諸関係の量的及び質的変化・変容をいう。これまで人間の発達は、青年期にピークを迎え、その後は老年期にいたるまで下降の一途をたどると考えられてきた。しかし現在、最も広く考えられているのは、人間の生涯を誕生から死亡までの各段階に区分し、心理学的に分析する方法である。本レポートでは、エリクソンの発達段階説をもとに、「乳児期」から「老年期」までの発達の特徴を述べる。
    1.乳児期
     赤ん坊は母親というものを、自分の世話をしてくれて、いつも快い状態にしてくれる人として「愛着・信頼関係」を育てていく。この感情が成立した証拠は生後8ヶ月頃の他人への「人見知り」や母親との「分離不安」であり、この「愛着・信頼関係」が確実に育ったところで幼児期に突入し、日常生活動作の訓練や社会的なしつけが始まるようにできている。訓練やしつけは子どもの自由を束縛し、時には叱られたりすることもあり、子どもにとっては初めての試練となるものである。この試練を乗り越えられるかどうかが、上記の「愛着・信頼関係」にかかってくるのである。「愛着・信頼関係」の確立している母子間では、少々厳しい扱いをしても関係を損なうことなく、スムーズにしつけができるが、「愛着・信頼関係」の確立されていない母子間では、子どもの反発に合うか、母親の力による強要になるかといった異常なものとなってしまうだろう。乳幼児期のこのような心理的・身体的圧迫は、後々問題行動となって子どもの心を蝕むことは十分ありうるのである。
    2.幼児期
     幼児期のごく最初は乳児期の続きのようなもので、親依存状態の占める割合が大きく、親の言うことは絶対的に信頼し素直に従うが、2~3歳頃にもなると最初の反抗期を迎える。これは自分というものが確立し始めた証拠で、自分は母親とは別のもの、と言う意識がそのような行動をとらせるのである。
    3.児童期
     幼児期に芽生えた社会生活への欲求は児童期に入ってますます強まってくる。その最も顕著なものが、9歳頃からの「徒党時代」と呼ばれる現象である。何をするにもグループを作りたがり、好んでグループで行動したがるもので、仲間意識も非常に強い。これは青年期以降の本格的な社会生活の基礎となるもので、ここで、社会適応に必要なものを学んでいく。
    4.青年期
     「自分は何者であるか、自分はどこにどう立ち、これからどういう役割と目標に向かって歩いていこうとするのか」。こういったことについてしっかりとした感覚を持ちうるのが自我同一性の確立した状態といえる。一言で言えば、しっかりとした自らの「選択」を可能にする確信のことである。
     一方、自我同一性がしっかりと確立されない場合がある。この、何者かであろうとして、何者でもあり得ない時期を必要とする青年は少なくない。まさに試行錯誤、暗中模索の時期であり、「モラトリアム」と呼ばれるものである。モラトリアムを経ても同一性の確立がうまくいかないことがあり、「同一性の拡散・混乱」「予定同一性」がその代表である。
    5.成人期
     成人期の心理的主題を親密性と世代性としたのは、青年期のそれを自我同一性に求めたエリクソンである。成人前期を、親密性と孤立が心理的主題として対立する時期、後期を世代性と停滞性が心理的主題として対立する時期としている。
    (1)成人前期 
    親密性とはどういったことを指すのか。成人期になると、自我同一性の確立を成し得た男女が夫婦として家庭を営むこ

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    「乳幼児期から老年期にいたる発達の特徴について述べよ。」
      心理学 における発達とは、一般に 受精 から 死 に至るまでの人の心身、及びその社会的な諸関係の量的及び質的変化・変容をいう。これまで人間の発達は、青年期にピークを迎え、その後は老年期にいたるまで下降の一途をたどると考えられてきた。しかし現在、最も広く考えられているのは、人間の生涯を誕生から死亡までの各段階に区分し、心理学的に分析する方法である。本レポートでは、エリクソンの発達段階説をもとに、「乳児期」から「老年期」までの発達の特徴を述べる。
    1.乳児期
     赤ん坊は母親というものを、自分の世話をしてくれて、いつも快い状態にしてくれる人として「愛着・信頼関係」を育てていく。この感情が成立した証拠は生後8ヶ月頃の他人への「人見知り」や母親との「分離不安」であり、この「愛着・信頼関係」が確実に育ったところで幼児期に突入し、日常生活動作の訓練や社会的なしつけが始まるようにできている。訓練やしつけは子どもの自由を束縛し、時には叱られたりすることもあり、子どもにとっては初めての試練となるものである。この試練を乗り越えられるかどうかが、上..

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