外国史

閲覧数1,307
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『秦の天下統一の意義を述べよ』
    (テキストは第1章4節及び第2章1節を参考に使用、その他に論末記載の文献を参照)
     中国は前3世紀に秦という統一帝国があらわれてから20世紀始めに清帝国が倒れるまで約2000年以上にも渡り、国家の支配形態を帝国的支配としてきた。この中国の帝国的支配の基礎を確立したものこそ秦帝国とされ、その後の帝国はすべてその基礎の上に成り立っているといっても過言ではない。本論では、設題留意点にのっとり春秋戦国時代について少し述べた後、秦帝国が行った政策とその意義について論じ、最後に私論を展開することとする。
    【春秋戦国時代の社会変革について】
     春秋戦国時代とは、紀元前770年に周が都を洛邑へ移してから、紀元前221年に秦が再び中国を統一するまでの動乱の時代を言う。この時代は、周代の封建制度が崩れ秦の統一につながる新しい秩序が生まれる、きわめて重要な変革期であるといえる。
     変革はまず国家統合に見ることができる。周代の邑国は春秋時代の初期には250国を数えたが、周室の統制力が緩むなかで互いに攻防を繰り返し、戦国末期には秦を含む7カ国のみとなった。つまり、春秋戦国の約50...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。