比較文化論、『イタ・セクスアリス』から考える性意識

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    比較文化論

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    性のタブー視
    性や性欲に対して我々人間は罪悪感を覚える。人間であれば性欲があるのは普通であり、ほとんどすべての人間が本能として兼ね備えているにも関わらず、人はそれを隠したがる。近年その考えが以前よりは緩くなったが、依然として皆の頭の中には「性欲は恥ずかしいもの」「性に関することは口に出してはいけないもの」という考えがある。だがある意味人間社会を統制する上で、この「性のタブー視」は重要である。人間が人間社会を発展させるために作り上げた文化であると思う。この文化がなければ、人間の生活は乱れ、動物同様になる。人間を人間たらしめているものの要因の一つに「性のタブー視」は挙げられるだろう。
    ヰタ・セクスアリスでは一人の人間の成長と共に、性への考えや感じ方がどう変わっていくのかを記した小説である。現代の世の中に溢れる過激な性表現と比べてみると、全く過激ではなかったが、当時の日本では受け入れがたく掲載誌スバルは発禁となった。
    性を意識し始めたのはほとんどの人が中学校ぐらいからだろうが、よく考えてみると「性のタブー視」の前兆は幼稚園ごろからあったように思う。今だから言えることだが、私の幼稚園では男の子...

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