人間関係論 愛着と社会的ネットワーク

会員540円 | 非会員648円
ダウンロード カートに入れる
ページ数3
閲覧数1,517
ダウンロード数7
履歴確認

    ファイル内検索

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     私は乳幼児期における愛着と青年期以降の社会的ネットワークとの間には重要な関係が見られると考える。
    愛着とは、人間と情緒的に結びつきたいという要求をもつ状態をいう。子どもが育つには、その子にとって特に重要な中核となる人間、愛着の対象となる特別な人間が必要である。
    乳児が最初に愛着をするのは、母親であることが多い。愛着を基にした母子の情緒的な絆が大切なことは確かである。しかし、その位置づけには、大きくわけて2つの考え方がある。
     その一つはボウルビイの愛着理論に代表されるものである。それは子どもをとりまく人びとのうちの一人の大人、特に母親がとりわけ重要であり、母子関係のあり方がその後のあらゆる人間関係の基礎になるという考え方がベースになっている。
    彼は、心身ともに発達に遅れのみられる施設病(ホスピタリズム)の子どもを研究して、その原因を母親の愛情のこもった働きかけや世話を受けられなかったための「母性愛剥奪(マターナル・デプリヴェーション)」によるとした。そして発達初期における母性愛剥奪は重大な障害を生み、しかもその影響は決定的で永続的だと考えた。
     二つ目の考え方は、そのボウルビイの考え..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。