『図書館史からみる公共図書館の地域住民に対するサービスついて』

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    資料紹介

    1.はじめに
     近代日本の図書館界において、その形成の礎となった『中小都市における公共図書館の運営』(『中小レポート』)(註1:以下、文中では「レポート」と略記する。)は、公共図書館の役割を国民の知的自由の保障とし、「公共図書館の本質的な機能は、資料を求めるあらゆる人々やグループに対し、効果的かつ無料で資料を提供するとともに住民の資料要求を増大させるのが目的である」(註2)として、地域住民に対する図書館の資料提供機能に重きを置いてまとめあげられた。そしてそのレポートによる図書館運営の実践から『市民の図書館』(註3)へと図書館サービスの内容は昇華され、現在の図書館界は住民と公共図書館との間で住民の資料要求に基づいた図書館コレクションの再編が行なわれるなど密接な関係が認められるまでに成長したのである。そこで本課題では、図書館サービスと地域住民との関係性について日本図書館史からその変遷を追っていきたい。

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    1.はじめに
     近代日本の図書館界において、その形成の礎となった『中小都市における公共図書館の運営』(『中小レポート』)(註1:以下、文中では「レポート」と略記する。)は、公共図書館の役割を国民の知的自由の保障とし、「公共図書館の本質的な機能は、資料を求めるあらゆる人々やグループに対し、効果的かつ無料で資料を提供するとともに住民の資料要求を増大させるのが目的である」(註2)として、地域住民に対する図書館の資料提供機能に重きを置いてまとめあげられた。そしてそのレポートによる図書館運営の実践から『市民の図書館』(註3)へと図書館サービスの内容は昇華され、現在の図書館界は住民と公共図書館との間で住民の資料要求に基づいた図書館コレクションの再編が行なわれるなど密接な関係が認められるまでに成長したのである。そこで本課題では、図書館サービスと地域住民との関係性について日本図書館史からその変遷を追っていきたい。
    2.資料の「保存」から「提供」へ
     レポート刊行以前の日本図書館界は、県立や大学立などの大図書館中心の運営体制にあり、図書館の機能としても「資料の整理と保管」が重要視されていたために地域住民..

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