『ルポ貧困大国アメリカ』を読んで

会員540円 | 非会員648円
ダウンロード カートに入れる
ページ数2
閲覧数608
ダウンロード数11
履歴確認

    ファイル内検索

    タグ

    日本福祉アメリカ経済社会保障社会企業戦争医療政策

    代表キーワード

    経済

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『ルポ 貧困大国アメリカ』を読んで
     1960年代の福祉国家路線の失敗により、アメリカでは市場原理主義の経済思想に基づき、公共サービスの民営化、福祉の切り下げなど、新自由主義的な政策が次々と採られてきた。こうした政策が一定の成功を収めてきた裏に、切り捨てられ、食い物にされてきた人々がいる。本書は、かかる人々にスポットを当て、その実態を記したものである。
     まず、貧困と肥満の関係である。かつては肥満=金持ちのイメージであったが、今のアメリカでは肥満=貧しい人々に結びついている。なぜなら、貧困層ほど、調理器具や予算を必要としないジャンクフード -栄養価は低いがカロリーは高いもの― を食べるからである。政府の社会保障費削減は貧困層増加を招き、さらにこうした人々に適切な処置をほどこせない結果、健康状態の悪化による医療費高騰、学力低下につながり、さらに貧困層が増えるという悪循環に陥っている。そしてその裏では、貧困層をターゲットとするジャンクフードや加工食品業界が巨額の利益を得て、産業が潤っているのだ。
     次に、民営化、自由化による弊害についてである。本来なら安全維持を第一の目的とすべき災害対策業..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。