07810教育哲学Ⅱ 2分冊

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    ・悲観主義的人間観
     ホッブズや荀子に代表される人間観。人間は自然状態では悪いものであり、自身の生存状態の維持と促進のみを求める生き物であるという考え方。個人の生存を基にした欲求のみに従い、社会的な秩序・調和・共同作業を欲しないので、最終的には他者を滅ぼし、その結果として自身を滅ぼすことになってしまう。荀子の「人の性は悪なり、その善なるは偽なり」という言葉に表されているように、生まれつきの悪の状態状態である人間に外的な圧力をかけて矯正することで、社会的な人間を作らなければならないという考え方である。人間は教育によって変化することのできる可塑性をもつ存在であると考えるが、悲観主義的人間観に基づいた教育は強制的であり、処罰を伴なう形式となる。
    ・功利主義的人間観
     ベンサムやミルに代表される人間観。自身の快楽による満足と、その行為によって影響を受けるすべての人々の幸福が行動の目的となる。また、肉体的快楽よりも精神的快楽の方が質が高く価値があるとしている。快楽を求める、つまりは欲求を達成することが善であるため、欲求自体の否定やこれを制御するための思想は生まれてこない。教育の役割は自己の欲求を...

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