臨床心理学2 評価A

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    臨床心理学

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     心理療法について述べよ。
     心理療法は、利用者の症状のみに注目するのではなく、つねに彼の人間全体との関連性を考慮にいれ、利用者が自分の力で問題解決へと努力してゆくことを援助することである。端的に言えば治療者が「治す」のではなく、利用者が「治る」のである。すなわち、治療の根本を利用者の自己治癒力に頼っていると言ってもよい。これには、人は本来、心の内部に自己を治癒する力をもっているとする人間信頼が前提にあるが、その力を働き出すためには、利用者が意識の画一的な統制力を弱め自己の内面的なものに向かうのが必要である。
     では、どのような心理療法の技法があるのだろうか。以下に述べていく。
    1.支持法
     利用者が遭遇している困難や不安、恐怖などを受容しながら、不適応の状態にある彼に力をかすことで、安定をはかろうとする技法の総称をいう。
     治療のねらいとしては、現存の防衛力(適応力)の強化、新しくて、よりよい適応機制をつくる、適応的平衡の回復などである。
     治療法としては、ガイダンス、説得、助言、保証、元気づけ、催眠暗示、環境調整。薬物療法、筋肉弛緩などがある。
    2.表現法
     受容的な雰囲気のなかで...

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