バークレイの批判とロック

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    ※課題4 バークレイは「三角形の一般的観念」という考え方をどのように批判するか。ロックと比較しながら具体的に論ぜよ。
    まず、ロックの経験論では、感覚と反省の上に経験が成り立ち、もともと白紙である心が、経験を踏まえていくことで次第に観念を形成すると考えられた。また、その観念は、単純観念から出発し、次第に複合的な観念として広がりを見せていくものである。そのような経過を経て観念は形成されていくため、デカルトの本有観念のように「理性」によって普遍的な概念がもたらされることがないのである。そして、そのようにして形成された諸観念から「直感」および直感的知識が導き出される。直感的知識は、「二つの観念の一致又は不一致を、いかなる他の観念を中間に置くこともなく直接的にそれら自身によって了解すること」とされている。また、直感的知識は明晰・判明であるため、悟性の能動的な自由な所産ではなく、客観的に実在する普遍的、必然的な諸観念の関係でなければならない。直感的知識の例を挙げれば、同一律、矛盾律、自我の存在などが相当しよう。自我の存在をみても、証明や吟味の余地を与えることなく了解が行われるのが分かる。

    しかし...

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