【哲学】プラトンのイデア論

閲覧数5,922
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ※課題1 プラトンのイデアについて述べなさい。
    まず最初に、洞窟の譬えは、イデアを核とするプラトンの認識論を説明するために用いられたものである。

    我々が普段視覚を通して認識している物質界は感覚的なものであり、常に生成・変化する。これは、洞窟の譬えでいうところの壁に映し出される影像である。こうした影像は、火の明かりによって映し出されるが、この明かりはイデアを擬したものであり、我々が普段認識しているものは、イデアに参与したり、イデアを写し取ったりしたことに基づいて存在しているものであるということを説明している。

     また、外の世界は思惟によって知られる世界の譬えであるとされる。そして、見る者である自分自身と、見られる者である外界の物の二つだけでは認識は存在できず、第三者が必要であるとし、それらを照らし出して認識できるようにするのが、太陽によって比喩されるところの善のイデアであるとしている。

     それでは、イデアとは何であろうか。認識論は、存在論を前提としていることから、存在論におけるカテゴライズを見てみたい。存在論においては、生成・変化する事物と、永遠不変の事物との二つに大きく分けている...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。