湿潤熱帯および乾燥地域の地形の特色と形成作用の違い

閲覧数2,778
ダウンロード数38
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    地理学説指導法

    代表キーワード

    指導法地理学説

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●(課題5)湿潤熱帯および乾燥地域の地形の特色と形成作用の違いについて述べよ。
     湿潤熱帯地域と乾燥地域の地形上の最も大きな相違としては、湿潤熱帯地域が起伏に富んだ地形であるのに対し、乾燥地域が比較的なだらかな地形であるということが挙げられる。その相違を生んでいるのは形成作用の相違であり、湿潤熱帯では激しいスコールによってもたらされる水による作用、また、温度の変化による化学的な風化作用が大きいのに対し、乾燥地域では風による機械的な風化作用によるところが大きい。大まかな相違点は以上の通りであるが、以下では、それぞれの地域の具体的な地形の特色と形成作用について述べたい。 まず、湿潤熱帯地域では、欠床谷地形という谷密度の高い地形がみられる。これは、熱帯の森林でおおわれた山地において風化が顕著に進んでいることから、地表の風化物質層が河谷の下方侵食を受け、大規模な風化層が刻まれることによって形成されるものである。 さらに、この地域特有の降水強度の強さは、基盤となる岩石の透水性によって地形が決定することを意味する。透水性のよい砂岩では、表流水が少ないため谷が発達せず、透水性の悪い粘土やシルトでは、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。