D-2アルカリによる酢酸エチルの加水分解(活性化エネルギーを実験で算出する方法)

閲覧数6,501
ダウンロード数29
履歴確認

    • ページ数 : 12ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1[目的]
    酢酸エチルの水酸化ナトリウムによる加水分解速度とその活性化エネルギーを求める。
    2[原理]1-1),2-1)
    活性化エネルギー
    アレニウスはスクロースの転化反応の速度をいろいろな温度で測定し、速度定数kが絶対
    温度 T の関数で表されることを示した。
    k = Aexp −

    Ea
    RT

    式(2.1)

    ここで、A を頻度因子、Ea を活性化エネルギーである。指数関数は無次元であるから、A
    は反応速度定数と同じ単位をもつ。また、式(2.1)の両辺の自然対数をとると、
    ln k = −

    Ea
    + 定数
    RT

    式(2.2)

    となる。縦軸に測定された速度定数の対数を、横軸に 1/T をとってプロットしたものをア
    レニウスプロットと呼ぶ。式(2.2)によれば、温度変化 dT に対する速度定数の変化が
    d ln k
    Ea
    =
    dT
    RT 2

    式(2.3)

    の微分方程式で表される。この式は、速度定数を平衡定数 K に置き換えるとファント・ホ
    ッフの式に似ている。
    d ln K Δr H
    =
    dT
    RT 2

    式(2.4)

    ここで、Δr H は反応のエンタルピー変化である。
    ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。