日本法制史 律令国家の行政機構

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    律令国家の行政機構を分析しなさい。その特徴・長所・問題点・変質などに注意して考察しなさい。

     律令国家における行政組織の編成には、政治機構をいかに確立し、大化の改新による公地公民制によって増大化した行政業務をいかに処理するかという目標があった。官職を規定し、業務を体系的に分業し担当する役所を設けて配分するシステムを構築することは、大量の業務を処理するためには不可欠なものであった。
     行政組織は中央官職と地方官職に分けられ、中央官職の最高部局として神ギ官と太政官がおかれた。神ギ官は祭祀をつかさどる日本独特の制度で、太政官は一般政務をつかさどった。太政官は、政策決定機関として八省や地方の国司などを統轄する国政の中枢部であった。八省の下にはそれぞれ職・寮・司といった専門的な特殊事項を扱う下級機関が付属し、関連する省がそれらを監督した。さらに、各庁は四等官と呼ばれる管理職とこれに付属する実務官吏によって構成され、また、機構が健全に機能するよう官職の役人の監視を行うため機構の外部に独立機関として弾正台をおいた。これにより組織的に全体として一つにまとめることができ、すみずみまで中央の指令が..

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