フランス学総合研究 化粧

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              化粧の日仏比較
     化粧することによって人は普段とは違う自分を見出し、時には別人になったかのようにふるまう。化粧という文字のとおり、人は《化け》《装う》のだ。しかし、その化け方もさまざまである。現代で比較してみると大差はないが、古来の日本の化粧とヨーロッパでの化粧を比較してみると違いがあるのは明らかである。それは文化のなかで養われてきたものであり、食や衣服の文化が異なるように違いは明らかなのである。
    ではまず、化粧の歴史から考察していきたいと思う。化粧は、原始の時代から行われてきた。このころの化粧の主たる理由は、呪術、異性を魅惑、敵を威嚇するために使われていた。化粧をすることで、新たな力が授かるという考えがあったようである。ネアンデルタール人は、狩猟に出る際に赤の粘土や顔料でペインティングをしたといわれている。赤色は生命力を感じさせる色であり、太陽や血液などありとあらゆる力に関連していることから使用されてきました。日本では、縄文時代・弥生時代・古墳時代まで肌に赤い色を塗ることが化粧とされていた。「魔除け」と...

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