特別活動の研究(単位認定論文)

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    学習指導要領の変換は社会背景として捉えることができ、その時々の社会情勢を反映している。また、時代を担う若者への教育の対応を修正する為に改訂が行われてきた。最近では平成十年度の改訂がある。
     教育課程審議会答申(平成十年七月)では「教育課程の基準の改善のねらい」として、①豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人として自覚を育成すること。②自ら学び、自ら考える力を育成すること。③ゆとりある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実すること。④各学校が創意工夫を生かし特色ある学校づくりを進めること。以上の四点を受けて学習指導要領の改訂が行われた。
     新学習指導要領(中学校平成十年十二月告示、高等学校十一年三月告示)は、「学校完全五日制への対応」「生きる力」「ゆとり」「総合的な学習の時間」などをキーワードとしている。この背景としては、二十一世紀に向けた新たな教育改革の動きが本格化したことや、生徒の「受験戦争」の過熱化や「いじめ・不登校」の問題、学校外での「社会体験不足」など、豊かな人間性が育まれる時期においての課題が生じていることにある。「特別活動」も、こ...