琳派における主題と図様の継承について

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    影響古典表現空間特徴江戸解釈感覚

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    古典琳派

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    琳派における主題と図様の継承について、「風神雷神図」などを中心に、宗達、光琳、抱一の作品を挙げて述べなさい。また主題や図像に見られる古典学習や文学性にも留意し、感じたことを述べなさい。

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     国宝「風神雷神図屏風」は、琳派を代表する絵師である俵屋宗達の代表作である。この作品は、一面に金箔が貼られた屏風に、右側から風を操りながら黒雲に乗った風神の姿、左側から力強く雷太鼓を打ち鳴らす雷神の姿が描かれている。屏風一面の金箔は平面的かつ装飾的であるが、無限性を秘めた立体的空間を感じさせる。また、銀泥と墨による「たらし込み技法」を用いて描いたと考えられる風神と雷神が乗っている黒雲は質量感に溢れ、金箔による空間感覚をより一層強調する。風神と雷神の表現を見ても、これは当時、極めて独創的であった。対をなす二つの神の姿を調和と均整を感じさせる白色と緑色で描いたことは、画家の並外れて優れた色彩感覚の表れである。
    遠くインドや中国に由来する神々の姿を、古典絵巻などに想を得て描いたこの屏風が後世に与えた影響は甚大であり、完成からおよそ一世紀後に、俵屋宗達と同じく琳派を代表する絵師である尾形光琳が模本を作り、さらに幕末には、江戸で琳派を再興した酒井抱一が模作を残している。
     江戸文化最大の絵師の一人として高い評価を得ている琳派の絵師である尾形光琳が描いた「風神雷神図屏風」も、屏風絵の中でも重要視さ..

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