図画工作科教育Ⅰ 1単位目

閲覧数1,443
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    図画工作科教育Ⅰ
    担当教授者 佐藤洋照
    1単位目
    1、テキスト内の「わが国の美術教育の変遷」について800字程度に大意要約し、その感想としての私見を200字程度で述べよ。
     
     わが国において、美術教育が普通教育の中に取り入れられたのは、明治5年の学制頒布以後である。明治初期の図画教育は西欧の教科書を翻訳したもので、鉛筆によるコピーが主であったため鉛筆画時代と呼ばれる。明治14年ごろからは国粋主義の風潮が強まり、毛筆画を臨模する方法がすすめられきた。この時期を毛筆画時代ともよんでいる。明治19年には工作科の前身である手工科が普通教育に加えられる。明治30年代に入ると、鉛筆画、毛筆画を考え直すべきという意見が強くなり、明治41年には国定教科書「新定画帖」の編纂に着手し翌年完成し、図画科は必修となり普通教育の中に定着した。
     大正期のデモクラシーの時期に入ると、山本鼎により個性と創造を強調した自由画教育の提唱があった。その要点は模写を成績とせずに創造を成績とすることである。この主張は当時の図画教育の欠点をついたものであり、自由画教育に対する批判もあったが、わが国図画教育の趣旨が一般に理解さ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。