道徳教育の研究 2単位目

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    資料紹介

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    2単位目
    1、児童の道徳性の発達について述べよ。
     道徳性の定義は、社会に存在しているさまざまな規範、基準、価値などを知り、自分の考えや行動を調整していこうとする個人の特性、と規定される。以下では道徳性に関する諸研究のうち、ピアジェの研究を取り上げ、どのような過程を経て道徳性が発達していくのかについて述べていく。
     ピアジェは道徳性が段階をおって発達するということを実証的に明らかにした初めての人である。
    マーブル・ゲームをする子どもたちを観察し、ゲームの規則についての子どもの実践と規則の意識についての分析を試みた。その結果、規則の実践については次の4段階を経て発達するとした。それは、(1)純粋に運動的個人的な段階(2)2歳から5歳の自己中心的段階(3)7,8歳の初期共同の段階(4)11,12歳の規則制定化の段階、である。また、規則の意識については、(1)純粋に個人的な段階(2)規則を大人から発生し、永続的で申請なものとする段階(3)規則を相互の同意に基づいたものとし、尊敬はするが、みんなの同意があれば修正可能とする段階の3段階を経て発達するとした。ピアジェはこの研究で、拘束の道徳から共...

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