食糧大乱

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    食糧と食料
    「食糧」は、食料と違う。人類が狩猟採集を中心とした生活から、食物の栽培を覚え、余剰食料を手にしたあたりから、所有と権威が、権力を、そして社会構造を作り始める。権力の源泉になる食料が「食糧」であり、貯蔵と運搬の可能性がその条件。小麦、大豆、米など、主食の穀物はこうして食料と区別される「食糧」となった 。
    その食糧の価格が高騰している。16世紀を中心にヨーロッパで生じた「価格革命」に相当するような事態に発展するのだろうか。中南米から金・銀が大量に流入したといった金融要因など、「価格革命」の原因については諸説あるが、根本的には16世紀に広く生じた人口増加と、農業生産(食糧、原料、燃料)のバランスの変化が背景にあったと考えられている 。 そしてこの時、地価の急騰と一方で賃金の抑制とが同時に生じ、そのことが、社会階層や国の勢力関係に変化を与えた。つまり、固定地代に頼る封建領主の経営基盤を打ち、企業家的な資本家に利潤をもたらした。この交代劇がイギリスに資本主義を勃興させ、後のイギリスの時代を準備する一方、コストインフレに苦しんだまま、スペインは没落していった。「革命」といわれる所以であ..

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