文章表現法分冊2

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     評論における主題の論述方法を分析するために、ここでは田中克彦氏の『ことばと国家』(岩波新書、一九八一年十一月二十日)の中の一節「母語と母国語」を取り上げていくこととする。
     田中氏は、言語学者として、少数の人々が語り継ぐ言語に目を向け、言語と民族や国家との関係や言語と民族や国家の間にある問題点についての評論で知られる人物である。
     この文章では、まず第一文で、筆者が「母語」ということばにこだわっていることをはっきりと言い切っている。そして、それを強く印象づけるために、現代の日本人が「母国語」ということばを「不用意にくり返し用い続け」ていると、「母国語」ということばを否定的に取り上げている。そして、この筆者の「母国語」に対する否定的な姿勢は、第二段落の第一文で「母国語とは、母国のことば、すなわち国語に母のイメージを乗せた煽情的でいかがわしい造語である。」という激しい語調による表現から明確にうかがえる。そして、第二文で「母語は、いかなる政治的環境からも切りはなし、ただひたすらに、ことばの伝え手である母と受け手である子供との関係でとらえたところに、この語の存在意義がある。」と、「母語」とい..

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