かな書法 分冊2

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     かなにおける美のカテゴリーは、大きく「優美流麗」と「幽玄枯淡」の二つに分けられる。「優美流麗」とは、艶美、端麗、典雅、端正、優雅、秀麗などを含む。このカテゴリーに属する古筆は、素直に美の感情を誘発して、抵抗なく受け入れることのできる性格を持っており、均衡、調和、統一など非常に安定した美を表現していると言える。これに対して、「幽玄枯淡」とは、厳格、崇高、厳粛、素朴、洒脱などを含み、外見的な特異な能力に一応は気づくが、見る人の美意識を越える美の要素が内在する。そして、それを感知することによって、見る人の美意識が高められ、自己の中に新たに美の自覚をしたとき、本当の価値を持つようになる。ここでは、「優美流麗」に属する「高野切古今集」第三種、「関戸本古今集」と「幽玄枯淡」に属する「十五番歌合」について、それらの特徴などを述べることとする。
     まず一つ目は、「高野切古今集」第三種である。「高野切」とは、平安時代後期(十一世紀)に書写された『古今和歌集』の写本の通称である。高野山文殊院の木喰応其が巻九の巻頭十七行を豊臣秀吉から下賜されたことからこの名がつき、他の巻の断簡や完本のすべてについても「高..

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