言語習得の仕組みに関して

閲覧数1,332
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    言語習得の仕組みに関して
    脳の仕組みと言語の関係性
    近年では脳科学の進歩が著しく、今までわからなかった脳の新たな側面を知ることが可能となった。中でも外側から活動中の脳の様子を調べることのできる脳画像技術(脳機能イメージング)は、人間のさまざまな行動の謎に対する新事実の解明に非常に貢献している。言語習得との関係を探る前に、脳の仕組みに関して少し言及しておきたい。

    ヒトの脳は胎児期に大脳・小脳・脳幹などの各部に分化する。それらの脳の中に神経細胞(ニューロン)の数が増え、シナプスという細胞と細胞の連結部分を介して情報伝達が行われ、他の神経細胞と結合し、このように神経細胞同士のネットワーク(神経回路)を広げていくことが脳の発達であるとされているようである。ヒトの大脳皮質の視覚野ではニューロンは胎児気に増加し、妊娠20週目ごろにピークに達するが、それ以降、急激に増えたニューロンは急速に死滅し始め最盛期の半分程度になってしまう。ニューロンあたりのシナプス数(シナプス密度)は視覚野では8カ月ごろピークに達し3歳ごろには大人と同じになるといわれている。無駄な部分がそぎ落とされ、最も効率の良い回路が形...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。