「戦後日本経済史」を読んで

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    野口悠紀雄 『戦後日本経済史』(新潮社)
    要約
    著書の展開としては、日本において戦後から現在までに起こった経済的な出来事(高度経済成長、バブル崩壊、金融危機など)で日本政府や各金融機関がとった行動について筆者の大蔵官僚時代やアメリカ留学などの経験に基づき、通説で語られるような歴史観とは異なった見地から相対的に批評するものである。
    筆者が一貫して述べている主張は戦後から現在に至るまでの日本における経済体制は戦時経済体制であるというものである。ここで述べられている戦時経済体制とは日本が戦時中にとったもしくは戦前から構想されてきた経済体制のことであり、具体的には金融統制、間接金融、資本と経営の分離や企業別労働組合及び労使協調などをいう。
    これらの戦時経済体制は戦後直後から高度経済成長を成立させる過程において効果を発揮した。その時期に戦時経済体制を中心とする日本企業の行動原理が確立され、その後に影響を残すことになる。石油ショックにおいても戦時経済体制の一つである労使協調路線が良い方向に働いた。石油ショックは、戦時体制を温存させたばかりではなく、強化する結果となった。しかし筆者はその戦時経済体制..

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