翻訳の社会的・文化的意義

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    翻訳の社会的・文化的意義

     翻訳とは、ある言語で既述された「メッセージ」を異なる言語体系におきかえて、等価に表現しなおす言語行為であると定義することができる。近年では、翻訳の「等価性」とはどのような基準なのか、つまり「正しい」翻訳とは何かという議論が活発であるが、本稿は別の問題に関心がある。それは翻訳の社会的・文化的な意義である。翻訳行為は歴史を通じて行われ、我々の言語体系のみならず、それを使用する人々の社会意識・文化を多様に変容させてきた。翻訳は単に言語を機械的に置き換えるのではなく、その過程において言語体系が拠って立つ「文化」や「社会」的要素を「輸入」または他の言語体系に応じて「変容」させる働きを持っているのだ。
     以下では、まず翻訳が文化文明の発展にどのような影響・変化を与えてきたかについて歴史を追うかたちで一般論的に概観した上で、近代日本発展期における翻訳文化の功罪、翻訳行為と社会・文化形成とのかかわりについて柳父章氏の考えを参考にしながら考察していきたいとおもう。
    1、翻訳による文化・社会形成の歴史的考察
     現代日本において、翻訳行為というものは、近代以降のそのあり方につ..

    コメント1件

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    言語社会学的な見地から、「翻訳」の社会的・文化的意義について論じています。
    翻訳の歴史にはじまり、明治期以降の日本の近代化に翻訳がもたらした功罪、柳父章氏の「カセット効果」に言及します。是非参考にして下さい。
    2009/12/16 21:35 (7年前)

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