貿易論1

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    1. 国際収支表及び日本の国際収支の状況を説明するにあたり、まず、国際収支統計とは、ある一定期間(たとえば1年間)における居住者と非居住者間の経済取引を、市場価格を基準にして体系的に整理・記録したものをいう。この統計により、われわれはある国の対外受払・対外収支の動きを把握することができる。ここで居住者とは日本に住所・居所を持つ個人・法人、日本に6か月以上滞在する外国人、日本に所在する外国法人の在日支店・事務所などをさす。一方、非居住者とは外国に住所・居所を持つ個人・法人であるが、本邦人であっても外国にある事務所に勤務するもの、2年以上外国に滞在するもの、ならびに本邦法人の海外支店、事務所などは非居住者として扱われる。また、居住者と非居住者間の取引の評価基準としては取引当事者が合意した実際の市場価格を用いる。具体的には、財については所有権が移転した時点、サービスについてはサービスが提供された時点、金融資産等については債権・債務が発生した時点で国際収支統計に記録される。
     また、国際収支表の輸出入に近似した統計として、通関輸出入統計がある。両者の違いは主として2点あり、第1点は建値の差であ...

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