交通論2

閲覧数1,099
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1. はじめに
     従来から、国境を越えて往来・移動する各種の交換・取引が存在していたが、近年、それ以上に国際的な価値移転が活発に行われてきている。それは。人・物などの有形なものから、サービスなど無形なものまでに至る。さらに今日では、国境を意識する国際化時代から、次第に国境を意識しないグローバル化の時代へと進展してきている。以下に、近年の国際航空輸送市場の現状と変貌について論じる。
    2. 20世紀末までの国際航空輸送市場と近年の変貌
     第2次大戦後、世界の多くの航空会社は、米国を除いて全面的に国営であるかまたは国家資本が参加していた。企業が国営であること、あるいはその一部に国家資本が入っているということは、必然的に政府の規制を受けるということである。国家が航空事業を国営にする、あるいは一部出資する目的は、航空事業は国益であり、一国の経済の重要部分であるというフラッグキャリア主義に裏づけられていたからである。また、国家の威信をかけて飛ぶナショナルフラッグキャリアでもあった。さらに、航空機の購入や乗員養成に多大の経費がかかるので、国家の援助なしに純粋に民間資本だけでは成育できないという事情も...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。