民法2-先取特権者が、担保目的物の代償物に物上代位を行使するためには、払渡し又は引渡しの前に、「差押え」をすることが要件とされているのは何故か。

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    はじめに
     先取特権者が、担保目的物の代償物に物上代位を行使するためには、払渡し又は引渡しの前に、「差押え」をすることが要件とされている。では、なぜ「差押え」をしなければならないのか。つまり、「差押え」にいかなる機能を持たせるかが、解釈論上の問題になる。 本稿では、学説の対立と判例を考査し、物上代位において304条ただし書きが「差押え」を要件とする理由を明確にする。
    1,学説の対立,
     物上上位の基本理論は、その目的物が、「売却、賃貸、滅失または損傷」によって、「代償物」に変形したときに、「代償物」に対しても権利を行使することができる制度である。これは、設定者には、代償物が手にはいるから損失は無いのに対し、担保権者は損失を被ることになり、公平に反する結果となるからである。では、この制度をどのように理解するか、学説には大まかに2つの考え方がある。
    担保物件は価値権支配であり、「代償物」は担保目的物の価値変形物であるから、担保権の効力は、当然その「代償物」にも及ぶとする説(価値権説)。
    担保物は物件である以上、その目的物が消滅すれば物件も消滅するのは当然であり、「代償物」に対して担保権の効..

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