刑事訴訟法-捜索差押えに際し、①捜索差押令状の呈示に先立って入室した。②来意を告げなかった。③マスターキーで開錠しホテルの室内に入室した。

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    はじめに
     本設問は、警察官らが容疑者Xに対する捜索差押えに際し、①捜索差押令状の呈示に先立って入室した。②来意を告げなかった。③マスターキーで開錠しホテルの室内に入室した。このような行為が捜索差押えの手順として適法か否かについて問題となる。
    1,
    (1)まず、「捜索差押令状の呈示に先立って入室した」「来意を告げなかった」行為について論究する。
     令状の呈示時期は法文上明確ではないが、捜索差押えの際、令状呈示を求める110条1項の趣旨は、「捜索、差押え手続きの公平を保持し執行を受ける者の利益を尊重することにある」(刑裁月報15巻3号247頁より引用)とされているため、執行の着手前に令状を呈示すべきと解する。
     しかしいうまでもなく、捜索差押えとは、「犯罪の証拠をこれから収集しようとする活動」(プライマリー刑事訴訟法 94頁より引用)であり、令状呈示の間に証拠隠滅がなされる可能性が高いような場合にも常に事前の令状呈示を要求するのは、実効性から考えても妥当ではないと考える。
     この点について判例(大阪高判平成6年4月20日)では、「捜査官は令状の執行処分を受ける者らに証拠隠滅工作に出る余地..

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