学校制度と社会第2分冊

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    学校制度と社会

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    ①「学校の自由化」との関連から学校選択制度とは何かを述べ
     学校は「絶えず改革されなければならない」存在であり、近代学校制度がスタートしてから色々な方面で、学校制度全体を問題視した「学校自由化論」が唱えられてきた。特に2000年に入ってから、学校制度を自由化する流れは具体策として教育現場に直接流れ込んでくる。その中でも公立義務教育学校の「学校選択制度」は、様々な問題を抱えている制度であると言われている。
     本来義務教育を受ける児童・生徒は、自分の住む場所によって通う学校が決まっている。これを取り払い、住む場所に関係なく義務教育の段階で、自由に学校を選択できるのが、「学校選択制度」である。
     導入の狙いは四つあり、一つは、保護者に学校教育への関心を高めるため、二つめは、児童・生徒の獲得競争によって教育の改善を図るため、三つめは、競争によって学校を個性化するため、四つめは、選択のための情報を提供することによって、学校は実態を公開せざるを得ないため、等の理由である。
     しかし問題点は山積している。児童・生徒数の偏りによって、学校間格差が広がる可能性があるし、学校間での競争によって必ずしも教育...

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