学習心理学1

閲覧数1,476
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.記憶のしくみについて、キーワードを中心に
    2.ヒトは問題解決をどのように行っているのか

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 以前覚えた事柄をそのまま思い出すことを再生といい、かつて見たり聞いたりした事柄として確認することを再認という。試験などの論述する問題は再生で、択一問題などは再認にあたる。再生された量や再認された量を測定すれば、その人の記憶や学習の程度を知ることができる。
     人間の認知活動の基本は記憶である。人間の記憶はコンピュータの記憶装置と違い忘れたり、覚えているはずなのに出てこなかったりする。それは、単に記憶と言っても様々な記憶があるからと考えられる。
     全く知らない言葉(方言や外国語)で話し掛けられたとき、意味はわからなくても数秒以内ならそのままその言葉を反復できるだろう。このような記憶を感覚記憶という。これは数秒~数百秒の間だけ保持される記憶で受け取った刺激をそのままの形で短時間保存する。
     また、何かを覚えようとするとき、覚えようとする事柄(刺激情報)に注意を向ける。それによって注意した情報だけが記憶に取り込まれ、あとは感覚記憶としてすぐ消えてしまう。この注意した情報を一時的に保持する記憶を短期記憶と言いう。短期記憶の保持時間の限界は15~30秒程度と考えられている。
     短期記憶に貯えら...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。