日大通信 価格理論 分冊2

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    資料紹介

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    企業は利潤の最大化を目的として、土地・建物、労働、資本(生産の三要素)を調達、投入し、生産や販売活動を行う。利潤とは、総収入から総費用を差し引いたものである。完全競争市場では、生産財は市場価格で販売することとなり、また、在庫が発生しないことを前提とすると、総収入は、(生産財の市場価格×生産量)となる。また総費用は、生産要素の価格×生産要素の投入量である。つまり、利潤の最大化のためには、総収入を最大化させ、総費用を最小化する必要がある。ただし、前述の通り、完全競争市場では、生産財の販売価格が所与の市場価格であるため、財価格=限界収益(生産量1単位増加あたりの総収入の増加額)が一定であり、企業の短期利潤最大化行動については、費用の側面から検討する必要がある。ここで、前提として、一種類の固定生産要素と一種類の可変生産要素を用いて、一種類の生産物を生産しているものとする。
    総費用は、地代や減価償却費などの生産量の変化に関わらず生じる固定費用と、賃金や原材料費などの生産量の変化に応じて変動する可変費用の総和である。図1に、x軸を生産量、y軸を総費用とした、総費用曲線を示す。固定費用は生産量がゼロ...

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