トマス・ハーディーの自然観と文明批判

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    私の父がロマン・ポランスキー監督の映画が好きで、以前、「テス (1979年仏)」を鑑賞したことがあった。そして、この物語に興味を持った私は翻訳版ではあるが原作を読んだ。今回の授業でトマス・ハーディーのほかの作品も読んだことから、レポートのテーマとして、彼の世界観について述べていくことにする。

     まず、トマス・ハーディーは「自然」をどのようにとらえているのだろうか。ハーディーにとっての自然は、主にキリスト教のもとでの結婚制度や家族制度、慣習などの社会・文明と対立するものとして描かれている、と見ることができる。

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    トマス・ハーディーの自然観と文明批判
                             
    私の父がロマン・ポランスキー監督の映画が好きで、以前、「テス (1979年仏)」を鑑賞したことがあった。そして、この物語に興味を持った私は翻訳版ではあるが原作を読んだ。今回の授業でトマス・ハーディーのほかの作品も読んだことから、レポートのテーマとして、彼の世界観について述べていくことにする。
     まず、トマス・ハーディーは「自然」をどのようにとらえているのだろうか。ハーディーにとっての自然は、主にキリスト教のもとでの結婚制度や家族制度、慣習などの社会・文明と対立するものとして描かれている、と見ることができる。
     自然とは外的な世界、いわゆる自然界のことであるのはもちろんだが、個人の秘めた衝動や本能、無意識もまた自然である。ハーディーにとっての自然は、人の感情や意識を抑圧するものとして描かれる文明に対立するもの、つまり「文明を批判する」という役割を果たすものとして描かれている。
     しかし、この自然に素直になること、従うこと、そしてこれを解放することは本人が望むか否かに関係なく、社会への反抗ということに..

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