法学 分冊2

閲覧数985
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    H25・H26リポート

    課題:違憲立法審査権が用いられて違憲とされた例を一つとりあげ、違憲とされた理由について検討しなさい。

    合格リポートです。参考までにどうぞ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本国憲法81条は、「最高裁判所は一切の法律、命令、規則 又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である」と規定して、最高裁判所に違憲立法審査権を与えている。憲法は国の最高法規であるから、憲法に違反するその他の国家行為は無効であるとし、「法律・命令・規則・処分」が憲法に違反しないかを審査する裁判所の権限であるとし、日本の最高裁判所は憲法裁判所の役割も持っている。

    違憲立法審査権の意義は二つある。第一に、憲法の最高法規性の観念である。憲法が最高法規であっても、憲法に反する法律や政令が制定され、憲法に違反する行政行為が行われてしまっては、憲法が最高法規である意味がなくなってしまう。そこで憲法は憲法が守られ、最高法規であり続けるように、裁判所に、法律、政令、行政行為等が憲法に違反するかしないかを判断し、憲法に違反する場合は無効を宣言する権限を与えているということ。第二に、基本的人権の原理である。基本的人権の確立は近代憲法の目的であり、憲法の最高法規性の基礎となる価値でもあるが、その基本的人権が立法・行政両権によって侵害される場合に、それを救済する「憲法の番人」とし...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。