『人倫の形而上学の基礎づけ』における義務倫理の根拠付け

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    問:カントはわたしたちのもつ道徳観の基本は,無条件に成り立つ道徳法則にしたがおうとする意志のあり方,具体的には義務の意識,に見出されると考えている。この点にもとづいてカントの倫理観はしばしば義務倫理と呼ばれる。カントは『人倫の形而上学の基礎づけ』のなかでこの道徳観をどのように根拠づけているのか。議論の展開に即して説明せよ。

    (解答)
     カントは,『人倫の形而上学の基礎づけ』(以下『基礎付け』と略す)の中で,普遍的・必然的道徳法則が「理性の事実」としてア・プリオリに与えられているという立場にたちア・ポステリオリな経験的要素を排除しつつ,道徳性の最上原理の探求と確定を目指して義務倫理についての一定の根拠を与えんとしている。…

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    『人倫の形而上学の基礎づけ』における義務倫理の根拠付け
    問:カントはわたしたちのもつ道徳観の基本は,無条件に成り立つ道徳法則にしたがおうとする意志のあり方,具体的には義務の意識,に見出されると考えている。この点にもとづいてカントの倫理観はしばしば義務倫理と呼ばれる。カントは『人倫の形而上学の基礎づけ』のなかでこの道徳観をどのように根拠づけているのか。議論の展開に即して説明せよ。
    (解答)
     カントは,『人倫の形而上学の基礎づけ』(以下『基礎付け』と略す)の中で,普遍的・必然的道徳法則が「理性の事実」としてア・プリオリに与えられているという立場にたちア・ポステリオリな経験的要素を排除しつつ,道徳性の最上原理の探求と確定を目指して義務倫理についての一定の根拠を与えんとしている。その根拠付けの流れを予め大まかにいうと,「序文」に書かれている通り,
    ⑴ 人倫についての普通の理性認識から哲学的な理性認識への移行
    ⑵ 通俗的な人倫的哲理から人倫の形而上学への移行
    ⑶ 人倫の形而上学から純粋実践的理性批判への最後の一歩
    というように,普通の認識から出発し認識の最上原理を決めるまで分析的に進行してから..

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