[消化器] 消化器疾患症状の看護

閲覧数3,825
ダウンロード数36
履歴確認

    • ページ数 : 39ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    消化器疾患症状の看護
    Ⅰ 消化管疾患の主な症状
    1.食欲不振
    食欲が低下もしくは消失した状態を食欲不振という。
    定義
    食欲とは、ある食物を食べたいという精神的欲求であり、空腹感と密接な関連があるが、空腹感そのものではない。空腹感には精神的因子が加味されており、状況によっては空腹感が存在しても食欲がわかないということもある。
    食欲中枢
    食欲は間脳視床下部外側にある摂食中枢と、内側にある満腹中枢によって調節されており、前者への刺激で食欲が増進し、後者への刺激で食欲が減退することがわかつている。
    刺激因子
    これらの中枢への刺激因子としては、以下のものがあげられる。
    ・視覚、嗅覚、味覚や、以前にその食物を摂取したときの快感、不快感の記憶などの中枢性のもの
    ・体温、血糖値、遊離脂肪酸、インスリン、モチリンなどの代謝
    ・内分泌性のもの
    ・胃の伸展や消化管運動などの内臓性のもの
    また、薬物、食中毒、各種の感染性発熱疾患や全身性物質代謝異常などの中毒性のものも含まれる。そのため、食欲不振を単なる消化器症状としてではなく、全身症状の一つとしてとらえるべきである。
    また、中枢性のものに含まれるが、精神的要...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。