小児の健康問題 小児と病気・入院予後不良の患児について

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    資料紹介

    生命予後が厳しくなった子どもたちは、身体的苦痛、感染症、薬の副作用などで多くの苦痛を強いられる。この時期に大切なことは、家族と連携しながら、その認知・発達段階に応じて情報を提供し、状況に応じて倫理的自己決定権を子ども自身が行使できる準備をしておくことである。死の概念は10歳前後

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    小児と病気・入院
    終末期の子どもに対する看護
    主文献 小澤美和:予後不良患者のメンタルヘルス面の問題とその対応、小児看護、31(13)、1823-1827、2008. の 要旨
     生命予後が厳しくなった子どもたちは、身体的苦痛、感染症、薬の副作用などで多くの苦痛を強いられる。この時期に大切なことは、家族と連携しながら、その認知・発達段階に応じて情報を提供し、状況に応じて倫理的自己決定権を子ども自身が行使できる準備をしておくことである。死の概念は10歳前後で理解できるとされるが、重篤な病気の子どもたちは、周囲の大人がどんなに現状に触れないように努力していても、5~6歳以上で予後や死を悟り、恐怖を感じ、その不安を間接的に表現することが報告されている。したがって、死を避けられなくなった子どもたちの不安を前にして、医療者が心がけなくてはならないことは、彼らを孤独にさせないことである。厳しい状況になったときにも、病気の子どもたちが1人で取り残されないような関係を前もって築いておくことが必要である。自分の体調の変化に一番先に気づき自分の容態に疑問をもったときに、一人で悩ませてならない。孤独の中に子...

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