アジア文化論 アジアに学ぶ視点について述べ、これからの我が国の国際協力のあり方について論ぜよ。

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    資料紹介

    1. 東アジアにおける福祉の現状
     論述のなかった東アジアの福祉対策としては韓国の「生産的福祉・参与福祉」、中国の「社会保障改革」、台湾の「大温暖福祉プログラム」など独自の考え方が普及しつつある。
    日本、韓国、台湾は一つの福祉レジームを形作ると言われている。この東アジア福祉レジームは、「国家の福祉の必要性の多くを否定するように見える家族福祉システム、職業別で、しかも幾分残余的な社会保険を基盤としたシステム、大企業の中核労働者を中心とした企業福祉」という特徴を持つ。この様な福祉レジームは西欧の様なイデオロギーとはやや異なり、その時々の政策課題に対応する中で、いわば場当たり的に作られてきたものである。この様な特徴は、近代国家の形成が遅れて始まった事との関係が示唆されている。
    2.東南アジアの福祉
    著者が東南アジアの人と人との触れ合いがもたらす福祉の力に重きを置きすぎている点は否めない。

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    アジア文化論

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    アジアに学ぶ視点について述べ、これからの我が国の国際協力のあり方について論ぜよ。
     アジアに学ぶ視点とあるが、指定教科書においては特にアジアの中でも発展途上国と呼ばれる東南アジアについて触れられていた。隣国である、中国、韓国、台湾についての福祉に関しては論述が無かった事を念頭に起きたい。また政情の安定していない中央アジアの国々ついても同様に触れられてはいなかった。
    東アジアにおける福祉の現状
     論述のなかった東アジアの福祉対策としては韓国の「生産的福祉・参与福祉」、中国の「社会保障改革」、台湾の「大温暖福祉プログラム」など独自の考え方が普及しつつある。
    日本、韓国、台湾は一つの福祉レジームを形作ると言われている。この東アジア福祉レジームは、「国家の福祉の必要性の多くを否定するように見える家族福祉システム、職業別で、しかも幾分残余的な社会保険を基盤としたシステム、大企業の中核労働者を中心とした企業福祉」という特徴を持つ。この様な福祉レジームは西欧の様なイデオロギーとはやや異なり、その時々の政策課題に対応する中で、いわば場当たり的に作られてきたものである。この様な特徴は、近代国家の形成が遅...

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