国文学史Ⅰ-①

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    国文学史

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    古今和歌集の撰者であると同時に、仮名序の作者でもあり、かつ古今・後撰・拾遺の三代集を通じて、常に最高の入選歌数を誇った紀貫之は、後世に与えた影響といった点からも、明らかに平安時代におけるもっとも重要な歌人の一人である。
    日本語を仮名で表記する文芸を日本人の文芸と考え、それを理論化すると共に実践し、文化革命を実現した。菅原道真の失脚という政治状況の変化をうけ、漢詩文第一文芸の思潮の中で和歌の存在を主張し勅撰和歌集を実現する役目を負った。太古以来の和歌は歌論に支えられて存在し、その原論は中国詩論と同じだったという論理で書かれたのが仮名序の冒頭部分である。
    歌が心と詞から成り、それが天地を動かすと言ったのは詩論の援用であるが、これは言霊の思想に裏打ちされることによって和歌再生の理論となりえた。「女郎花」は美女でなければならないし、「都鳥」は都のことを知っていた。こういう言語思想のもとに掛詞・縁語が生まれた。「わが背子が衣はる雨ふるごとに野辺のみどりぞ色まさりける」(古今集)は、雨が「降る」という動作は「振る」を行わせることになるので、五行思想では青である春雨を染料として振り出し染めが行われ、..

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