R0715 日本仏教史

閲覧数2,216
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    第一設題と第二設題のセット(B評価)
    テキスト:日本仏教史 思想史としてのアブローチ(このテキストは、まとめにくかったですね。)

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    奈良時代の仏教の特質を論ぜよ。
     1.天平仏教について
    大化の改新以降、律令制へと天皇中心の中央集権国家体制が確立していった。その中で仏教は、国家の手で保護育成され、国家行事の中に採用されるが、一方ではそれにともなって国家の統制を受けるようになる。
    例えば、天平13年(七四一)に聖武天皇は、諸国に国分寺・国分尼寺を建立の詔を出し、天平15年(七四三)には、東大寺盧舎那仏建立の詔を出した。その際、かつては「百姓を妖惑する」者として厳しく弾劾された行基が、自ら率先して勧進に当たった。国家の仏教に対して、民間の仏教者の活動も活発になっていった。僧尼令で僧尼の民間布教を禁じ、その活動を制約しているが、公式の得度を得ない私度僧があふれ、人々から慕われていた。その代表が行基である。こうした民間の仏教者の活動こそ、仏教を民衆のなかに定着させていく最大の力でもあった。
    2.南都六宗
    南都六宗とは、三論宗・成実宗・法相宗・倶舎宗・律宗・華厳宗である。これらは、教理・信仰を異にし、独立した組織をもつ集団ではなく、南都六宗の宗は、学派のようなものであり、当時の記録によると、各宗は、それぞれ寺院内で独立した研...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。