日本国憲法 試験対策(合格済み)

閲覧数2,149
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.信教の自由と政教分離について論じなさい。

    日本国憲法20条は、信教の自由を保障するとともに、この自由の保障を確実にするために「政教分離」の原則を採用している。

    (1)信教の自由とは

    20条一項にいわれる「信教の自由」は、①信仰の自由、②宗教的行為の自由、③宗教的結社の自由、の大きく3つに分けることができる。

    ただし宗教的行為が他の人の権利や自由とかかわりをもつ場合には、信教の自由に対する規制が問題となる。この点について最高裁は、制約が認められるかの判断にあたり、その行為が「反社会的」であるかどうか、を基準としている。

    (2)政教分離とは

    政教分離というのは、信教の自由の保障を確実にするために、公権力と宗教の結びつきを規制するという考え方である。この考え方は、公権力と宗教の結びつきがもたらした、歴史上の多くの悲劇、例えば江戸時代のキリシタン弾圧や明治憲法下での神道の国教扱い、他宗教への弾圧など、こうした悲劇を回避するために採用された考え方であるといえる。

    公権力と宗教の結びつきに関して、憲法では具体的に以下のことを禁止している。

    ・公権力が宗教団体に特権を与えること ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。